二人袴(ふたりばかま)


「イヤ申し申し、ご両人とも袴の後ろが御座らぬ」
 

分  類:聟女狂言 聟入物

登場人物:聟(シテ)、舅、親(又は兄)、太郎冠者


 あらすじ

 聟入りに父親が付いて行き、門前で待っていると、太郎冠者に見つけられて、座敷に出なければならないことになる。しかし、袴は一つしかない。聟と親とは、交互に袴を着けて舅の前に出るが、盃事ができないから両人一緒にと言われ、袴が前後に裂けたのを幸い、二人は袴の半分をそれぞれ前に当て、横歩きして出る。盃事の時、聟は舞を所望され、うしろを見られないように舞うが、親子と舅と三人の相舞になり、太郎冠者に袴のうしろがないことを見つけられてしまう。


太郎冠者に突然呼ばれ、見事に(?)
袴を二つに裂く聟と親。

 みどころ

 袴が一つしかないというのがこの曲のミソですが、それがための どたばたが面白い所です。 見ていて分かりやすいですから、人気曲の一つになっています。
 聟と親の年齢が近い場合は、聟と兄という設定になります。この聟は 千五郎家では子供のように扱われていますが、なかなか気の利いた よい大人のようです。

 二人袴についてさらに知りたい方はこちらへどうぞ。

文:佐渡のきつね

 公演情報

 


「狂言演目紹介」冒頭ページに戻る

トップページに戻る