
分 類:聟女狂言 申し妻物
登場人物:女(前シテ)、通りの者(後シテ)、主、太郎冠者
※ 大蔵流では、女と通りの者とを同じ役者が演じる。
あらすじ
清水の観世音に妻乞いをした主と太郎冠者は、ご夢想の妻だという女に会うが、女は一首の和歌を詠んで立ち去る。
歌の途中までしか聞き取れなかった主従は、歌関(うたぜき)を設けて往来の者に歌の後を付けさせようとする。
みどころ
「歌関」の設置という趣向が、ちょっと変わっていて、風流です。上記の歌のてがかりは、頭に「い」の字の付いた国の名であり、通りの者は、順に伊賀、出雲・・と答えていきますが、そのたびに主と太郎冠者に、「それじゃぁ、無かったようだなぁー」と×を出されます(それなら、おまえら思い出せよ!)。さて、無事通りの者は、「い」の字のつく正しい国名(そこに女が住んでいる)を当てられたでしょうか?結果は、ご覧になってのお楽しみ。
文:湯田拓也
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