御田(おんだ)

 

別  名:田植(和泉流)

分  類:別習間

登場人物:神主(シテ)、早乙女(立衆)


 あらすじ

 上賀茂神社の神主と早乙女たちが田植神事を行う。

 うんちく

 この狂言は、本来は能「加茂」の替間なのですが、単独で上演する事もあります。
 豊作を祈る田植神事と男女の恋の駆け引きを織り込んだ謡を謡いながらの歌劇となっています。 リズムも「渡り拍子」といって、能ではたまにでてきますが、 狂言ではあまり聞くことのないリズムです。

 何を謡っているのか良く聞くと、ずいぶんとひどい話を謡っています。 男が「笠を買ってあげよう」「鶯みたいにいい声だよ」「ラブレターあげるよ」とさんざん 口説いておきながら、顔を見て「わっ」といって女を突き飛ばすのです。
 もともとは狂言ができるまえからある「田遊び」という田植行事が起源と思われます。 そういう事を知って見てみると、神事と男女の恋物語という二つの要素が織り込まれて いることが良く分かり、楽しめると思います。
  

文:佐渡のきつね

 公演情報

 


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